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2026.07.29

【BCP対策とは?】災害時でも事業を止めないために企業が備えるべきポイントを解説

はじめに

地震や豪雨、停電、通信障害などの緊急時でも事業を継続するためにはBCP対策が欠かせません。本記事では、通信・データ・クラウド・オフィス環境など、企業が取り組むべきBCP対策のポイントをわかりやすく解説します。


BCP対策とは?災害時でも事業を止めないために企業が備えるべきポイント

近年、日本では地震や台風、豪雨などの自然災害が頻発しているほか、大規模停電や通信障害、サイバー攻撃など、企業活動に大きな影響を与えるリスクが増えています。
このような緊急事態においても、重要な業務を継続し、できるだけ早く通常業務へ復旧するために策定するのが**BCPBusiness Continuity Plan:事業継続計画)**です。
「防災対策はしているから大丈夫」と考えていても、それだけでは十分とはいえません。災害時に本当に重要なのは、「会社の業務を止めないための備え」ができているかどうかです。


BCP対策で重要なのは「業務を止めない仕組み」を作ること

企業がBCPを策定する目的は、災害そのものを防ぐことではありません。
重要なのは、

  • 顧客対応を継続する
  • 社員同士が連絡を取れる
  • 受発注業務を止めない
  • データを守る
  • 重要なシステムを利用できる

といった、事業を継続するための体制を整えておくことです。
そのためには、設備やシステムを一つに依存せず、「もし使えなくなったらどうするか」という視点で複数の対策を講じることが重要です。


1.通信手段を複数確保する

災害時に真っ先に影響を受けるのが通信環境です。
光回線が断線したり、携帯電話の基地局が被害を受けたりすると、

  • メールが送れない
  • クラウドサービスへ接続できない
  • Web会議が利用できない
  • VPNで社内システムへ接続できない

など、さまざまな業務が停止する可能性があります。
そのため、BCPでは**通信経路を複数用意する「通信の冗長化」**が重要な考え方になります。

衛星インターネット「Starlink」という選択肢
通信のバックアップ手段として近年注目されているのが、**Starlink(スターリンク)**です。
Starlinkは、SpaceX社が提供する低軌道衛星を利用したインターネットサービスで、光回線や携帯電話基地局とは異なる通信インフラを利用します。
そのため、

  • 光回線の断線
  • 通信基地局の障害
  • 災害による地上インフラの被害

といった状況でも、通信手段を確保できる可能性があります。
もちろん、設置環境や電源の確保、天候などの条件によって利用状況は変わるため、すべての状況で通信を保証するものではありません。しかし、既存回線のバックアップ回線として導入することで、通信リスクの分散が期待できます。
特に、自治体や建設現場、医療機関、物流拠点など、通信の停止が事業に大きな影響を与える業種では、有力な選択肢の一つとなっています。



2.大切なデータを守る

通信と並んで重要なのが、企業のデータです。
例えば、

  • 社内サーバーが故障した
  • PCが破損した
  • 水害で機器が使えなくなった
  • ランサムウェアに感染した

このような場合、バックアップがなければ業務の再開は非常に困難になります。
そのため、

  • クラウドバックアップ
  • NASへのバックアップ
  • 外部ストレージへの保管
  • 世代管理

などを組み合わせたバックアップ体制を整えることが重要です。
特に「3-2-1ルール(3つのコピーを2種類の媒体に保存し、1つは別拠点に保管する)」は、多くの企業で採用されているバックアップの考え方です。


3.クラウドサービスを活用する

近年は、多くの業務システムがクラウド化されています。
クラウドサービスを利用することで、

  • オフィスへ出社できない
  • 別拠点で業務を行う
  • 在宅勤務へ切り替える

といった状況でも業務を継続しやすくなります。
例えば、

  • Microsoft 365
  • Google Workspace
  • クラウドストレージ(OneDriveDropboxなど)
  • グループウェア(kintoneなど)
  • その他クラウド型業務システム

などは、BCP対策としても有効です。


4.情報セキュリティ対策もBCPの一部

BCPというと自然災害を思い浮かべる方も多いですが、近年はサイバー攻撃による業務停止も大きなリスクとなっています。
特にランサムウェアは、

  • データが暗号化される
  • 業務システムが利用できない
  • 復旧まで数日~数週間かかる

といった被害につながることもあります。
そのため、

  • ウイルス対策
  • ファイアウォール
  • 多要素認証
  • 定期的なバックアップ
  • 社員へのセキュリティ教育

なども、BCPの重要な取り組みです。


5.オフィス環境の見直しも忘れずに

災害時には設備の損傷も業務継続に大きく影響します。
例えば、

  • 書庫やラックの転倒
  • PCやサーバーの落下
  • 停電によるシステム停止

などです。
オフィスでは、

  • 家具の耐震固定
  • サーバーラックの転倒防止
  • UPS(無停電電源装置)の導入
  • 非常用電源の確保

なども検討するとよいでしょう。
また、避難経路や安否確認方法などをあらかじめ決めておくことも重要です。
▶オフィスの地震対策はこちら



BCP対策は「組み合わせ」が重要

BCP対策は、何か一つを導入すれば十分というものではありません。
例えば、

  • 通信のバックアップ
  • データのバックアップ
  • クラウドサービスの活用
  • セキュリティ対策
  • オフィス環境の整備

これらを組み合わせることで、初めて災害時のリスクを大きく軽減できます。
自社にとって「止められない業務」は何かを整理し、それに合わせた対策を段階的に進めていくことが大切です。


よくある質問(FAQ

BCPとは何ですか?
➡BCPBusiness Continuity Plan)は、災害や事故などの緊急事態が発生した場合でも、重要な業務を継続し、早期復旧を目指すための計画です。

BCP対策で最も重要なのは何ですか?
➡業種によって異なりますが、多くの企業では「通信」「データ」「電源」の3つが重要なポイントになります。

Starlinkは災害時でも使えますか?
Starlinkは衛星通信を利用するため、地上の通信インフラとは異なる経路で通信できます。ただし、設置環境や電源の有無、天候などにより利用状況は変わるため、すべての状況で通信が保証されるわけではありません。

クラウドサービスはBCP対策になりますか?
➡はい。クラウドサービスを利用することで、オフィス以外の場所からでも業務を継続しやすくなります。

バックアップはクラウドだけで十分ですか?
➡クラウドは有効な手段ですが、一つの保存先だけに依存するのではなく、複数の方法を組み合わせることが推奨されます。


BCP対策のご相談はお気軽に

BCP対策は、企業の規模や業種、利用しているシステムによって最適な方法が異なります。
当社では、お客様の業務内容や課題に合わせて、BCP対策全体を見据えたご提案を行っています。
例えば、

  • Starlink(衛星インターネット)を活用した通信環境の冗長化
  • ネットワーク環境の構築・見直し
  • バックアップ環境の整備
  • クラウドサービスの導入支援
  • 情報セキュリティ対策
  • オフィス環境の改善

など、ハードウェアからソフトウェア、ネットワーク、オフィスづくりまでワンストップでサポートしています。
BCP対策をこれから検討したい方や、現在の対策に不安を感じている方は、ぜひお気軽にご相談ください。

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